夫の正しい躾方 14話(慧視点)

 
「……なんだよ、あれ」


 躰中に残る快感の余韻にブルリと震えながら、風呂場の床に敷いているマットの上で大の字になりながらボソリと呟いた。
 イった後、膣内で数回扱いて中に溜まったモノを出したり、ゴムがない時は相手の腹の上に出して、残りを自分の手で搾り取るように出したりすることはあったが……あんな───出した後の自分の息子に口付けて、中に残ったものを吸われたのは初めてだった。


 何とも言えない気持ち良さだった。

 
 ちょっとプルプルする手足に力を入れて、起き上がる。
 はぁ、と息を吐きながら、視線を下に下ろすと。
「………………」
 ジーッと見つめる先は、己の息子。
 そこそこの長さと太さ、そして持久力があると思われる息子を右手で掴んでみる。
「…………うーん」
 今までと同じ様に擦ってみても───気持ちはいいが、大きさはほんのちょっぴり大きくなるぐらい。
 ある程度擦れば、今までなら射精までしなくてもかなりの大きさにはなってくれたのに……。
 たらり……と汗が流れ落ちる。


 俺……マジで歩じゃないとイけない躰になっちまったんじゃないのか!?


 違う意味で、心臓がドキドキしてきた。
 だってそうだろう? たった1人の人間の手でしか射精出来無いとなれば、自慰行為が出来無いんだぞ!?
 溜まってどうしようもない時に、自分でちゃちゃっと放出できないなんて……辛すぎる!!
 ムキになって息子を扱くも、半勃まではいくが完勃までは行く様子がない。
 若干ヒリヒリしてきた息子に溜息が出てくる。
「………………マジかよ」
 風呂場の中に俺の悲しき声が響いたのであった。




 体に付いた水分を拭き、腰にタオルを巻いただけの格好で寝室に戻る。
 ガシガシとスポーツタオルで濡れた髪を拭きながらドアを閉め、ベッドに足を向けて……ピタリと足を止めた。
 ベッドの上にいる歩の姿に、無意識に唾を飲む。


 薄く、肌が透けて見える白い生地に、黒のレースが付いたセクシー系のベビードールを着た歩がベッドの上で内股で座り、俺を待っていた。


 少し茶色い乳首が見えるか見えないかと言う、際どい透け具合が中々たまらない。
 しかも、その柔らかそうな胸のフロントから、ざっくりとスリットが入っていた。
 小さな臍と、その下にある表面積が少ないスケスケショーツがこれまた『俺』を刺激する。

 今日の歩はちょっと違う。

 俺が風呂場で悶々している間に化粧を直して髪も巻き直したのか、いつもの化粧ッ気のないちょっと疲れた顔をしておらず、歳相応の可愛らしい歩に見えた。
 ふらふらと足が前に進む。


 ヤベェこれ。マジで俺のストライクど真ん中だ。


 頭からタオルを外して床に投げ捨てる。
 両手と右膝をベッドの端につけて上に乗り上げると、ギシッと軋む音が聞こえた。
「慧君」
「あゆ……」
 両手を広げた歩の腕の中に潜り込めば、柔らかくしっとりとした唇が俺を迎えてくれた。
 まだ若干のぎこちなさが残るキスに、俺の逸る心が落ち着きついてくる。
 一瞬、俺がリードしようかと思ったが……やめた。
 これからあゆがどんな事をしてくるのか、楽しみだし。
 深くなりつつあるキスをしながら、俺はそんな事を考える。

 すると、あゆが動き出した。

 俺の口の中に入れていた舌を引き抜くと、1度軽くキスして唇をそのまま耳たぶに持っていく。
 そして、そこを甘噛みし出した。
 耳の輪郭をかぷかぷと噛みながら、時折舐められる。
 ピチャピチャという音に意識がいっていたら。


「───ん゛ぁっ!?」


 腰に巻いていたタオルの上から、優しく撫でられた。
 ブルリと体が震える。
 しかし、掌全体を使っての緩い愛撫にもどかしく感じていると、膝立ちになったあゆが俺の肩に両手を置き、トンっと俺の体をベッドの上に倒した。
 これから何をするのかと期待の目を向けると、


「今日は、慧君をトロトロにさせてあげるね」


 と耳元に顔を寄せ、そう言った。
 カプリともう1度耳を囓ってから、あゆは上半身を起こすと近くに置いていたらしいタオル生地の手錠を手に持ち、俺の腕を頭上でクロスした状態で手錠を掛けた。
 それから、俺の腰辺りを跨いで座ったかと思うと、そのまま上半身を倒して俺の胸元へと顔を近付けた。
 何をするのかと見ていれば、薄く開いた口元から赤い舌を伸ばし、胸を舐めだした。
 初めは乳輪辺りを舌の先を使ってなぞる。
 その間、右の手は俺の脇腹辺りを優しく撫でており、左手はタオルの上から股間を緩く掌で包むようにして揉んでいた。


 決定的な刺激が、その何処をとっても足りなかった。


「あゆ、頼む……もうちょっと……」
「うん、いいよ」
 少しだけ乱れた呼吸をつきながらそう言えば、俺が何を言っているのか正確に理解してたあゆが頷いた。
「……っあ……ぅん……」
 舌全体で乳輪から乳首を撫でられて、気持良さが一気に増した。
 ぷくっと立った両方の乳首をちゅーっと吸われ、甘噛みされる頃には、俺の息子もかなりの大きさになって来たのが分かる。
 息子があゆの尻辺りに当たる。
 後ろを振り向いたあゆが、ふふっと笑った。


「今日はここもちゃんと弄ってあげる」


 あゆはそう言うと、一旦腰を上げて俺の足元へと下がった。
 そして、俺の足を広げて膝を立たせる。
「このままの状態を保ってね。───あ、痛かったら言ってね」
 両手にローションを垂らすと、その手で俺の息子に触れる。
 まずは、ローションを全体に塗り込む感じであった。
 それから、息子や袋、尻の穴を避けた脚の付け根部分を適度な力でマッサージする。
 触って欲しい部分を絶妙に避けて通る指に、ちょっと以上残念な気持ちが湧き上がる。
 しかし……。


 意外と気持ちいいな。


 重要な部分は避けられているとはいえ、脚の付け根部分をマッサージされるのは意外に気持ちいいものであった。
 ちょっとした羞恥心はあるが、体に入った力が抜けてくる。
 顔を横に向け、はぁ……、と溜息を零したら、急に息子の先っぽを摘まれてビクリとした。
 慌てて顔を下に向けると、左手の親指と人差指でちょっと大きくなっていた息子の先っぽを掴んで上に上げているあゆの姿が見えた。
 何をするんだと思っていたら、袋と肛門の間を親指の腹を使って優しくモミモミされた。
「うはぁっ!?」
 キュンと尻に力が入ってしまった。
「これって気持ちいい?」
「……ぅく……や……っ」
「……うん、気持ち良さそうだね」
 足の指に力が入り、きゅーっとまるくなる。
 そんな俺を見たあゆが、ふふふと笑う。


 何これ!? こんなとこ弄られて感じてる俺って……何なわけ!?


「うひゃっ!?」
 自分の体に起きている現象に若干ビビっていたら、急に来た刺激にこれまた変な声が出た。


 袋が、暖かなモノの中に包まれたのだ。


 袋と肛門の間を弄りながら、あゆが袋を口の中に含んでいた。
 玉が膨らみ、2ついっぺんに口の中に含むことが出来なかったみたいで、右側の方をその小さな口の中でコロコロと転がす。
「あ゛ぅ! ぁ、んぁっ!? あっ、ぅあぁぁ……」
 じゅるるっと唾液の音をさせながら、舌で舐め、吸い、甘噛みされ、俺はソコから湧き上がる快感に翻弄される。
 そして、無抵抗の所に急に来た快感に、口が半開きになる。
 右だけではなく左も同じ様にされて、開きっぱなしの口からはだらしのない声と涎が垂れ続けていた。
「はぁ、はぁ、んくっ……ぁぅ、あ……」
「けいひゅん、どふ?」
「んん! 口に、入れたま、ま、喋ん……なっ!」
「むぐっ……ぷはぁ。……ねぇ、もっと気持ち良くなりたい?」
「はぁ、はぁ、はぁ……あぁ、気持ち良くなりぃ───ひっ!?」
 途中で言葉が途切れる。


「あぁ゛! っひ……あぁぁ゛っ!?」


 肛門に、あゆの細い指がグプププッと侵入して来た。
 何度やられても、入れられる時の不快感は無くならない。
 しかし、先程弄られていたから痛みは感じないし、すんなりと2本の指の侵入を許してしまっていた。


 尻穴よ、お前はいつからそんなに緩くなってしまったのだ!


 心の中で涙するも、生理的な涙も目尻から流れていた。
 恥ずかしくて目を閉じて顔を背ける。
 しかし、それがいけなかった。
 目を閉じたことによって五感が敏感になってしまい、袋や竿、それに尻穴を弄るモノを嫌でも意識してしまう。
 尻の中に入っている2本の指が、コリコリと前立腺を刺激した瞬間───。


 俺は自分でも耳を塞ぎたくなる様な声で啼きながら、勢い良く射精していたのであった。


「うわぁー、いっぱい出たね」
 腹の上にぶちまけた白濁液を見ながら、あゆがそんな事を言う。
 しかし、そんな事を言いながら前立腺を円を描くように撫で上げ、竿を緩く扱く。
「……ぅぅっ、ちょっと、待ってくれ!」
「ふふ、ちょっとだけ立たせるだけだよ」
 あゆはそう言うと、刺激に反応して立ち上がった息子を見て、にゅぷっ、と言う音をさせながら尻から指を抜き取った。
 それから、膝立てていた俺の足を元に戻したと思ったら、立ち上がって俺の顔の横に近寄って来た。
 何をするんだと思って見上げると───。
 頬を染めたあゆが、少しだけ足を左右に開いた。
 俺は目を見開いた。
 何故なら、


 大事な部分が丸見えの、穴あきショーツを履いていたからだ!


 ごくっと唾を飲み込んだ。
 まさか、“あの”あゆが、穴あきショーツを履くなんて……。
 息子を弄っていたあゆも興奮していたのか、穴が空いている部分の所が濡れているように見えた。
 そこをガン見している俺を見下ろしていたあゆは、少し深呼吸すると、俺の腰あたりで、跨ぐ形で膝立ちをする。
 より鮮明に見えるようになったその部分に、息子が更に大きくなった気がした。
 あゆは手に持ったローションをたっぷりと息子に掛けたと思ったら、左手を俺の胸に置き、右手で息子をそっと握る。
「…………ぅわ、おっき」
 小声でぼそっと呟いていたのが聞こえたが、直ぐに意を決したように息を吐き出すと……目を閉じながら膣口に『俺』を宛がい、ゆっくりと自分の腰を落としていった。
「ん゛っ!」
「くぅ……っ!?」
 グプンッ! と音を立てながら、『俺』が一気にあゆの中に吸い込まれていった。
 柔らかく、且つ、程よく締め付ける肉壁に下半身が蕩けそうになる。
「……あっ、んんぅ! ……ぁ……くる、しぃ……っ」
『俺』を全て飲み込んだあゆが、眉間に皺を寄せて苦しそうに息を吐いた。
 そりゃそうだろう。最近漸く中で気持ち良くなる事が出来たばかりで───しかも、それは俺が中を充分解してからの事だから、なにも準備していない今のあゆが『俺』を入れても、まだ中が狭いから苦しいはず。
 無理をするなと言えば、「うぅん、大丈夫。早く慧君に気持ち良くなってもらいたいから……」と、はにかみながら言うんだから……息子が更に大きくなったのは、俺のせいではない。
 あゆが深く息を吸い込んだと思ったら───。


 ブラを少しだけ上にずらし、顕になった胸を両手で弄りだした。


 しかも、胸を弄りながら、俺を飲み込んだまま腰を円を描くように動かす。
 お互いの性器同士と下の毛が擦れ合い、ちゅく、ぢゅくっ、ぷちゅっ、と音がする。
「は……っぁ……ん、ふぅ……」
 騎乗位で両方の乳首を擦りながら腰を動かすあゆは、目を閉じながら切なげな声を出している。
 俺は息をするのも忘れ、あゆの顔と胸、濡れて黒い毛が透けて見えるショーツを行ったり来たりと見ていた。
「っく、……ちっ!」
 あゆの腰を掴んで思いっきり腰を振りたくなるも、両手を拘束されているのを忘れていた。
 知らず知らずに舌打ちが出ていた。
 そんな俺に気付いたあゆが、胸を弄るのをやめて俺の胸に両手を付いた。
「んっ、んっ、んっ、んっ、ぅん……っぁ、ぁ、んぁ、あぅぅ……っ」
「うぁっ、やべ、きもちぃ……」
 両腕で胸を挟むようにしながら俺の胸に手を置き、お互いの性器をくっ付けたまま腰を上下に早くスライドさせる。


 目の前には、ぷるんぷるんと揺れる美味しそうな胸。
 下を見れば、ショーツを付けたままの股間が、俺の股間と腹の上を行ったり来たりしている。


 視覚と下半身が半端無く刺激される。
「あぁ……気持ち、い……」
「……ぁ、ぁ、んっ、ぁ……んっ、んっ、ん……ふぅんっ……」
「うぅ……っ、なぁ……あゆ、これ取って、マジで」
 ローションだけではない液体が流れ続ける股間を意識し続けながら、拘束された手首をあゆの顔の前にまで持っていく。
 目元を赤く染め、潤んだ瞳でソレを見たあゆが、ゆっくりと俺の拘束具を外した。
「歩!!」
「きゃんっ!?」
 手錠が外れた俺は、あゆの腰骨を両手でガシッと掴み、下へ押さえつける。


 密着していた性器同士が更に密着する。


 先程よりも先端が奥に入ったのが分かる。
 急な俺の行動に驚き、可愛らしい声を上げた歩を見詰めながら、俺はあゆの股間を強く自分に押し付けるようにしながら、腰を掴んでいる腕を力強く、早く動かした。
「あっ、あっ、やっ! ま……って、待って、けい、く……」
「待てない。もう……っく! 出そうだっ!!」
「やぁぁっ!」
 俺はあゆの腰から手を離すと、あゆの腕を掴んで上半身を自分の胸へと引き寄せた。
 あゆの右脇から左腕を通して背中を抱き、右手でお尻を掴み、一気に腰を振った。


 ぱん、ぱんっ、ぱちゅ、くちゅっ、ぐちゅっ!!


 肌がぶつかる音と、お互いの体から流れる体液が混ざり合う音が響く。
 今までの擦りつける動きとは違い、俺の激しい腰振りにあゆが悲鳴を上げる。
 突き上げ、『俺』が抜けそうになるギリギリの所で尻を掴んでいる手で、浮かんだ尻を押し戻す。
 柔らかく、きゅうきゅうと絞めつける膣が俺を全て飲み込む。
 
 やぁっべ、マジでトロトロで気持ちいぃ……。

 がむしゃらに腰を振るなんて、いつぶりだろう。
 ぎゅっと腕に力を込めて歩を抱く。
 俺の胸に顔を押し付けて鳴き続ける歩が、愛おしく思う。
 右手で歩の尻を掴んで腰を振り続けながら、左手を歩の髪を掴んでクイクイと引っ張る。
 髪を引っ張られて顔を上げた歩の後頭部を掴み───引き寄せてキスをする。
「……ふぅん、んぅ……くふぅ……ん」
 噛り付く様なキスをすると、鼻から抜けるような吐息を零す歩が、俺に腕を回してしがみ付く。
 歩の中が痙攣しだし、もう直ぐイきそうになっているのが分かる。
 俺は歩の頭を掴んでいる手に力を込め、より一層激しく腰を動かす。
「───っ!!!」
 唇を塞がれ、篭る声しか聞こえなかったが、あゆがイッた。
 俺のモノを絞り取る様に動く膣内に、俺も我慢出来なかった。
「っく!」
「ふぁんっ!?」
 1度唇を離してから歩の尻をガッチリと押さえ付け、膣奥───子宮口に先端をグリグリと擦り付けて……。

 歩の名前を呼びながら、中出しした。

 あんだけ風呂場で出したのに、今回も大量に子宮奥へと流れていく。
 最後の1滴まで出し切るように数度腰を動かす。
「………………っはぁー」
 程よい疲労感と達成感、その後の余韻を堪能した後で、ふかぁ〜い溜息が出た。
 

 気持ちよかったぁー。


 俺に凭れて荒い呼吸を繰り返している歩の背中を、肩から腰にかけてゆっくりと撫でて労る。
 その間もピクピクと痙攣している膣内が力を失いかけた『俺』を刺激し、激しさの後の緩やかな快感が体全体に広がって違った気持ち良さを味わえた。
 数分程、俺達は体をくっ付けたままの状態で休んでいた。
「……大丈夫か?」
「……うん」
 呼吸も『中』も落ち着いてきた歩は、俺の胸の上に手を置き、体を起こした。
「…………あっ」
 その途端、体を固まらせる歩にどうしたと視線を向ければ……俺を跨いでいる事によってよく見える穴開きショーツの中心から、コポリ、と垂れてくる白い液体が、内股を伝って足元へと流れて行くのが目に入った。
 そんな卑猥な光景に、俺の息子も素早く復活する。
「……なぁ……もう1回していい?」
 肘をついて起き上がり、腕の中に歩を囲う。
「え? や、っと……今から?」
「そう、今から。歩の『中』も程よく解れてるだろうし……俺も、もうちょっと歩が気持良くなれるように動くからさ」
 胸元に顔を寄せ、薄茶色の乳首を口に含む。
 まだ立ち上がっていた乳首を、赤ちゃんの様にちゅうちゅうと吸い上げた。
 俺を攻め立てる時とは違い、顔を真赤にさせる歩。
「嫌」と言われない所を見ると、もう1度やってもいいと言う事だろう。と、勝手に解釈し、今度は俺が歩の体をベッドの上に沈めた。
 充分に体中を愛撫し、軽いものから深い絶頂を与えてから、ヒクつく中心に『俺』を沈めた。


 トロトロになっている中が、キュキュっと締め付けながら俺を向かい入れる。


「……ぁ……んっ! んっ、んっ、んっ、んっ! んぅっ!」
「ほら……はぁ、はぁっ、もぅあんまり、痛くねーだろ?」
「んぁ!? っは、や、やだぁ……」
「や、じゃない。それに、ここを……こうしたら……」
「ひっ───やだやだ! やぁ……ぁ、ぁ、ぁ……ひぁあ゛ぁぁぁ゛あぁ!?」
 クリの皮を剥き、直接クリを刺激しながら以前見つけた“歩の良い所”を『俺』で擦れば、背中を弓なりにさせながら悲鳴を上げる。
 奥から湧いてくる愛液と腟壁の絶妙な締め付けに、直ぐに持っていかれそうになる。
 歯を食いしばり、何とか耐えた。
「ぐっ…………はぁ、はぁ、はぁ、はぁ〜……あぁ。マジやばかった」
 ふぅ、と息をはいて呼吸を整える。

 まだまだ終わるには勿体無い。

 剥き出しのクリを弄られて何回も絶頂を味わい、フルフルと震えてる歩の足を掴んで両肩に乗せる。
 上半身を倒して胸と胸がくっ付くぐらい近寄れば、更に『俺』が奥に入り込んで苦しいのか、軽く呻いていた。
 上にずり上がっていく体を、肩を掴んで自分の元へ引き寄せる。
 そのまま、腰をグラインドさせたりピストン運動させたり性器同士を擦り合わせたりを交互に繰り返し、歩の躰に“イク”と言うことをしっかりと刻み込まさせる。



 俺だけじゃなく、歩も俺じゃなければイけない躰になればいいんだ───。
 

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